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ユニットケアは暮らしを支えるためのツールです!

ユニットケアは暮らしを支えるためのツールです!

インフルエンザが例年にない以上の猛威を奮っており、すでに警報レベルになっております!
みなさんにおかれてはご無事でしょうか?

高齢者のみならず、インフルエンザ脳症になりやすいタイプの流行とのことですので、小さなお子様のいるご家庭では特にご注意ください。


さて今回の介護日誌です。



ユニットケアとは?

まず始めに、ユニットケアを行なっている施設では定番になっている、入居者の暮らしをサポートするアセスメントツールとして「24時間シート」というものが存在します。

このツールを作ったのが
「日本ユニットケア推進センター」です。

そして、今回は基礎編のユニットケアって「なんですか?」というお話しになります。

24時間シートとは?日本ユニットケア推進センターのセンターと実地研修施設の職員とが入居者の生活をサポートするにはどうしたらベストかを考え抜いて現場から発生したツールです。
また「地域で愛される施設になる」にはどうやって施設運営をしたら最良なのかを日々思考錯誤しながら進化活動しているのがユニットケア推進センターと実地研修施設となるんですね。

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フクロウ博士

実地研修施設とは?
日本ユニットケア推進センターが認定している、ユニットリーダー研修の実習生を受け入れ指導する施設のことです。実地研修施設になるためには細かい基準が設けられており、施設の運営方針や書類の確認、現場確認では職員へもヒアリングを実施し職員の育成具合も確認します。そして、このように様々な厳しい基準をクリアして審査を通った施設が実地研修施設として認定されます。また、審査を通っても、数年毎に更新調査を行うため、一度受かったとしても、実地資研修施設にふさわしくないと判断されれば、その資格を剥奪される施設もあります。様々な厳しい検査を通った施設が実地研修施設として活動しています。

誰だって暮らしを守りたい

みなさんにも、もしかしたら介護が必要になる日が来るかもしれません。介護が必要となれば自由な生活から一変してしまい、何かを捨てなければならないでしょうが。しかし、僕たちは人間ですもの、これだけは絶対に捨て(たくない)られないものが一つや二つはあると思います。

生活といえば、施設に入ってしまうと食べ物は施設が用意したものだけしか食べられず。ヒドイ場合はトイレだって時間で拘束されてしまうかもしれません。

でも、どうして施設に入ると自由のない生活を送らなければならなくなってしまうのでしょうか?

それでは、これからこの部分を考えて行きたいと思います。

ユニットケアの誕生

ユニットケアが誕生した経緯をお話します。
今の時代まで、介護施設が業務優先になってしまった原因が、特別養護老人ホームの時代背景にあります。

老人ホームと呼ばれるものは戦前から存在していました。その後、戦争を経験し、戦後は家を焼け出され住む場所がない人たちを屋根のあるところで生活してもらう事が急務に行われました。老若男女を「保護」する目的で「とにかく屋根のあるところへ早く住まわせてあげたい」との思いが裏腹に急を要したことから「収容」という形になってしまったのが背景にありました。

また、この時代は特別養護老人ホームが制度化された1963年当時の一般家庭は6畳1間があたり前でした。

当時は、今みたいに自分の部屋(個室)など考えられない時代でしたから、そう考えると、この当時の特別養護老人ホームを個室にして作ろうとは誰しもが考えなかったでしょう。

そして、多床室には4人だったり8人さらには10人という部屋もありましたから、このように大人数になれば、必然的に建物も大きくなければまかなえなくなりました。だから、施設は大食堂、大浴場、とにかく大勢で使える大規模なトイレが主体になってしまいました。

こうして大きな集団生活がベースとなり、今日まで大勢で使える施設が主流に建てられて来ました。

このデメリットとして、集団になればなるほど食事、排泄、入浴を行うには、ある程度の時間や制約等の決まりがないと職員が対応出来なくなりました。

そこで食事、排泄、入浴を全員滞りなく済ませるには効率が必要になるため、個別に対応することなんて考えられませんでした。(大方の考えは、個別対応なんて絶対に「無理だ」「不可能だ」でした)

多床室から個室へ

現代は携帯電話、テレビは一人一台。自分の部屋(個室)はあたりまえですよね?50年の時を経て暮らしは大きく変容しました。

そう考えれば、施設も新しい暮らしの場へと改革が必要だったのです。

こういった背景もあり、ユニット型特別養護老人ホームが誕生しました。

ケアの視点が「入居前の暮らしと入居後の暮らしが連続したものとなるよう配慮しながら、各ユニットにおいて入居者が相互に社会的関係性を築き、自律的な日常生活を営むことを支援しなければならない。

ユニット型特別養護老人ホームの運営基準

となっているようにユニット型特別養護老人ホームは「暮らし」に重点が置かれています。

言葉の使い方の違い

ユニットケアでは言葉の使い方でも従来の特別養護老人ホームとの運営基準が違います。

下のPOINTですが入所者と入居者でみた場合ではこうなります。

入所=所とは裁判所や訓練所のようにそこで勤めたり生活することで、刑務所もこの言葉に入ります。

入居=自分の家で生活すること


アパートやマンションを不動産屋で契約する時は「入居契約書」です。住む場所ですので、この場合は入居という言葉が適切だと判断できると思います。

この入居という言葉は有料老人ホームやケアハウスでも使われております。

ユニット型特別養護老人ホームも住まいの役割を担うので「入居」という言葉が適切になります。

では、こう考えていくと暮らしの場に効率を求めるのでしょうか?

個人個人に生活のスタイルがあり暮らし方は異なります。こうした視点を大事にすることでユニット型特別養護老人ホームの定義が「住まい・暮らしの場」だと理解していただけると思います。

こうしたことから個別ケアという考え方が出てきます。

経営理念が大事

企業には経営理念があります。
よく言われているのが「会社企業の経営理念を明確にしている企業ほど黒字経営であり、社員に行き渡っていない企業ほど赤字経営が多い」と言われます。

ユニット型特別養護老人ホームのケアの視点は
「入居前の居宅における生活」です。

理念は「施設は暮らしの場・住まい」と示されています。

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えむ子さん

私が何のためにケアをして、そのケアがどういった目標を果たすか分かればもっと働く意味を見いだせるからやりがいにも繋がるわ。

そうですね。みなさんも自分が働く施設の経営理念や運営理念を理解して働いてみてはどうでしょうか?また、施設を利用されている方は是非、施設長や職員の方に〈経営理念〉を確認してみてはどうでしょうか。答えによっては施設の良し悪しを確認することもできます。

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フクロウ博士

まとめ

私自身が経験したことなのですが、私が以前勤めていた老人保健施設が民事再生になったときに、再建にあたって始めにしたことが経営理念の作成でした。

それほど経営理念とは大切なものだと学んだ出来事でした。



今回もMM介護日誌をお読みくださりありがとうございました。

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