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最後まで口から食べるということは介助者の知識と技術が重要です!

最後まで口から食べるということは介助者の知識と技術が重要です!

今回は3月5日に
「横浜みなとみらい」で行われた
ユニットケアフォーラムに参加してきたことを
記事にします。

学びの場は沢山ありますが、

ただ学んだことを
「研修後のレポート面倒いな〜」と、

嫌々レポートを出すのではなく

学んだことをしっかりと現場に活かしてこそ
研修で学んだことになります。

とゆうことで
今回は偉そうに初めてみましたf^_^;

それではMM介護日誌です。

最期まで口で食べる

今回の基調講演は、
食事介助のスペシャリストとして
テレビでも特集された小山珠美氏です。

NPO法人
「口から食べる幸せを守る会」の代表でもあります。

私たちはどうしても食べることを単なる栄養として捉えてしまっています。

しかし、
食べることはみなさんにとっても
毎日の楽しみですよね。

食べることイコール
幸せなことですよね。

私だって大好きなものを食べれば幸せを感じます。

それなのに
嫌いなものを出されて食べたいと思いますか?

食べないなら、
食べたいものを食べてもらえばいいじゃないですか。


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えむ子さん

食事介助で食べてもらえないと「頑張って食べて」って言っちゃうんですよね。

そもそも、食事は頑張って食べるものではないんですね。楽しみや幸せを感じることなんです。日本人はとにかく食事をするのが早すぎるのが根底にある問題だと思います。

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フクロウ博士

しかも、
誤嚥性肺炎になれば食べることを禁止されてしまいます。

そして最悪な場合、
口から食べられないと判断されると
お腹に穴を開けられ
チューブで栄養を入れられるのです。

誤嚥性肺炎を知る

ムセる人が、
「食べたい」
と言えば「危ないからダメ」と言われてしまいます。

しかし、高齢者の70パーセントは誤嚥を起こしていると小森氏は言います。

そして、
小森氏は
衝撃的な新事実を語ります!

「誤嚥性肺炎になったとしても
誤嚥性肺炎の絶食に根拠がない」と言うのです。

むしろ早期に経口摂取を開始しなければ入院期間が延びるとも言われていました。

食べることを禁止すると言うことは
何よりも心身の機能を低下させるということにしか繋がりません。

小山氏は言います。
これからの時代は
「誤嚥性肺炎は食べながら治す」

医療、福祉業界あるあるです!
まさに過去の常識が非常識になった瞬間です。

こういった変化にしっかりと対応出来るかで
今後の介護に従事する私たちの未来にも
明暗を分けていきます。

ダーウィンの進化論も強いものが生き残るのではなく、変化に順応出来たものが生き残ると言われています。

この様に私たちに正解はありません。

だから、
日々、学ばなければならないのです。

誤嚥性肺炎は現場で生まれる

少し話がそれましたので話を戻します。

更に大事な事があります。

もっと衝撃的な事がありました。

「介助をする私たちが誤嚥性肺炎を作り出している」

という事実です。

それはどういうことかと言いますと

①安全で集中力を高める物理的環境の阻害です。

一つは食事中の環境が影響します。

介助される人が注意散漫になることです。
慌ただしい人の出入りや
テレビを点けての食事介助です。
これでは誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。

二つ目に
ベッド臥床では摂取角度が高すぎてしまったり
頸部前屈位のポジションが不足となり視線が天井に向き飲食物への視覚情報が狭小化されてしまいます。
これでは安全に食べることが出来ません。

②認知機能を高める食事介助
あたり前ですが
私たちは食べる物が
何なのかを知ることで食べ始めます。

だから、
介助をする際は食べ物の位置が重要です。
どこから介助されるのかを
視覚でわかるように配慮が必要なのです。

介助の方法で大切なのが
ゼリーやペーストの場合はスプーンをしっかりと舌の中央にのせてください。

逆に咀嚼が必要な場合は
舌のやや手前に接地してください。

介助者がやっている誤ちに
介助者が自分の正面に食べ物を置いてスプーンを持った手だけが介助される人の口元に行くことです。

これではこの動作に介助される人は目線が行き介助者を見上げてしまいます。

結果として頸部が伸展して誤嚥しやすくなります。

そして大事なのが介助される人が自ら食べたいと思い、美味しいと知覚できる嗜好品を取り入れた食べ物の提供です。

嫌いなものを無理強いしないことです。

③安定した姿勢
摂食嚥下機能の見極めもですが
姿勢によっても摂食角度の調整が必要になります。

顎が上がっていたり円背で前かがみになっていると誤嚥性肺炎のリスクを高めます。

安定させるのに適した姿勢はテーブルに両肘がのるようにすると安定しやすくなります。

介助の仕方で誤嚥を予防したり誤嚥を誘発したりと私たち介助者の知識と技術があるかないかで介助を必要とされる方が安心、安全にいつまでも美味しい食事が継続して元気に暮らせるかが委ねられます。

食事介助が命を担う重要な介助だと
改めて実感しました。

過去の小森氏の講演↓

実技編

午後の部は基調講演で受講した介助技術の実践を行いました。

お茶とトロミを付けたお茶。
そしてヨーグルトをそれぞれ食べたり、2人1組になって介助したり介助されたりを実技を通して行いました。


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えむ子さん

普段、私たちがあたり前に行なっている介護ですが、これがあたり前ではありませんでした。お茶を口に含んで顎を上げて飲み込むことは、咽せることへの恐怖と咽せる苦しさを実感したんです。
そして何よりも、頭を少し横にしただけなのにお茶が飲み込めないのです。

参加した方の多くが普段の介護現場では
少しくらいの姿勢の崩れは気にせずに食事介助をしていたことを反省していましたね。

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フクロウ博士

もう一つとして
体を前傾に倒しても口に含んだお茶は飲めませんでした。

普段から、
どれだけ姿勢に無頓着だったかを反省しました。

続いてトロミが濃くついたお茶ですが、
不味くて飲めたものではありませんでした。


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えむ子さん

これを「水分だからちゃんと飲んで」と無理に飲まされたら地獄だと思いました。

慣れや無知がどれほど怖いかを知ることが出来ましたね。

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フクロウ博士

また、
ヨーグルトを介助されるときに
スプーンの高さが上にあるとすぐに顎が上がってしまうのだということを初めて実感しました。


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えむ子さん

足も足底がしっかりと床についていなければ飲み込む動作が難しいのです。
座れるから食べれるではないとはこの事かと思いました。

本当に体験しなければ、
たったこれだけの事をすることが難しいとは想像も出来ませんね。

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フクロウ博士

まとめ


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えむ子さん

こういうことを体験して
「自分だったら」
「自分がやられて嫌なことはしない」をしっかりと根拠を持って行えるのだと実感しました。そして一番に、改めて命を預かる責任を受け止めなければならないと思いました。

大変有意義な研修でしたね。
これは是非、現場では必ず実践して頂きたいと思っています。

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フクロウ博士

修了後には
「食事サポーター」認定書を頂きました↓

今回もお読みいただきありがとうございました。


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