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施設が信じるケアって、見方によればカルト宗教と紙一重?

  • 2019.08.31
  • 2019.09.13
  • 介護
施設が信じるケアって、見方によればカルト宗教と紙一重?

かなり経ってしまいましたが、
前回の予告からの記事になります。

題して

「施設が信じるケアって見方によってはカルト宗教と紙一重?」

見ようによっては過激なタイトルになりますかね(笑)

まず、
なぜ僕がそう思うようになったのか?を書かせて頂きます。

介護の手法を初めて知った日

介護業界で3回転職を経験した僕の感想なのですが、
従来型と言われている多床室の施設から
ユニット型という個室の施設に転職したときはかなり衝撃を受けたのです。

なぜかと言いますと
従来の介護は先輩職員が怖いから、
先輩に怒られないようにスピードが求められてきました。

今考えても怖いのが、
食事介助にもスピードを重視していたということです。

どういうことかと言いますと、
飲み込んだら次から次へと口に放り込むんです。

口を開けないならムリヤリ口に…
一歩間違えれば窒息です。

こんなのが日常茶飯事に
当たり前に現場では行われていたのです。
(行われているのです…)

つまり、
従来のケアでは入居者の生活スタイルは
職員それぞれが決めた時間軸で毎日不規則に生きるしかないのです。

そこで生まれたのが、
「こんな生活おかしいよね?」
という声をあげた人がいました。

こうして
誕生したのがユニットケアなんです。

だから僕は、

長年、自分軸で介助してましたので
ユニットケアに転職してからは怒られる日々でした。

全ては入居者の時間軸で動かなければならないのですが、そうしているとケアするほうにとっては時間がかるからです。

もう最初は地獄のようだと
最初は疲れるし違和感しかありませんでした。

それでも
いくらいいケアだったとしても
このケアにも欠点があると思っています。

ユニットケアの基本は施設に生活していても、
自宅の延長として自宅と同じような生活を送ることができるようにサポートするのですが、馴染みの関係を作るためにも職員は固定で1ユニットに入居者10名が基本です。

だからユニットケアとは、
ユニットの数も増やして職員の人数も従来のケアより多く確保しなければなりません。

しかし現在の日本は少子高齢化です。

介護の業界だけではなく
日本は全体的に人材不足と言われているように介護業界はかなりの人材不足です。

それを裏付けるように、
2025年には介護職員が40万人不足すると言われています。

そう考えるとユニットケアは
個室代を取って個別ケアをします。

これで人材がいない状態なら詐欺ですね。

こんなことは誰も言いませんけどね(^◇^;)

この現実はもう目の前です。
2025年介護問題は人ごとではありません。

他にも認知症と認知症疑いの人を含めると700万人…
日本の人口を1億人とすると…

暗い話はこの辺でまたの機会にしましょう。

とにかくこのように
ユニットケアを例にあげましたが、
現在、介護のケアには様々な手法が用いられています。

ケアに対する考え方

すでに主流になっているのがユニットケアです。

そんな中でも自立支援を提唱しているケアが
竹内理論と言われております。

竹内氏が提唱する竹内理論は自立支援です。

それでは自立支援介護が
どのようなケアかを説明しますと、

代表的なのがオムツゼロを掲げているところです。

また竹内氏が提唱するケアの内容には

「認知症になるのは水分が不足しているからです」
と竹内氏はおっしゃっています。

竹内氏は「1日水分を1500ml飲む」ことを推奨しています。

麻痺や拘縮のある方でも歩行を3〜4人で抱えてでも歩行器等で歩き方を思い出させれば、数ヶ月後には歩けるようになります。

「歩き方を忘れているだけなんです」とのことでした。

食事もペーストやミンチを食べることよりも食べられないのは食べ方を忘れているだけだから、
食形態など変えずに常食で食べていれば思い出して食べれるようになる。

とか、

こういった介護経験者から見ると
「マジかよ」と言いたくなるほどの夢のようで不思議な到底受け入れがたいケアの考え方が実践されています。

これがもし真実で
こんな素敵なケアがあるんだったら、
誰だって研修に行きたくなりますよね?

嬉しくなって実践したくなりませんか?

普通ならばね。

だから行ったんです研修。

信者になれば判断が鈍くなる

こういったケアの考え方は
「自分たちのケアが正しい」
となればなるほど何を言われても方針を変えない傾向があります。

むしろ他者のやってるケアを鼻で笑って
自分たちのない良いところでさえ、すべてを否定します。

宗教で言う「他の神様を拝んじゃいけないよ、自分たちが一番正しいことをやっているんだからね。他は間違っているんだよ。そんなモノ信じたらバチが当たるよ」に通じてきます。

でも、

それやってると、他の良いところが見えなくて人生を無駄にすることもあります。

こうしたことを団体、組織でやっていると
必ず信者が生まれます。

ケアの方法、理論を産み出し提唱した人が教祖のように崇められます。

つまり一つの宗教の誕生です。

ここまでくると、
もはや正常な判断が出来なくなり盲目的になってしまうのです。

なぜか?

あくまで想像ですが、
そこで生活費を稼がなければならない人が生まれるからです・・・

脱線しましたが、

一番は
自分たちの主張が正しい。

周りは「無能だ」ということが前面に出れば
結果として「入居者の尊厳を無視してしまう」といった危険もあるのです。

僕は特別養護老人ホームでも主任として働いていたので、ユニットケアのリーダー研修にも参加したことがあります。

竹内理論のセミナーにも参加したこともあります。

ケアが相手にとって幸せな形であれば何も異論は誰にもないはずです。

しかし、
相手が不快に思っていることを自分の満足だけで行うことは違うと思います。

人は信じた人、信じたモノで形成されていきます。

これこそココが、介護を行う人間が落ち入りやすい部分になります。

これらは法人や施設が信じるケアの考え方で
自分にあった働き方、
自分がどういったケアを受けたいかを考えるキッカケになればと思います。

介護士は私たちのやっているケアが一番正しくて入居者、利用者のためになるんだと思うから、
相手が嫌がっていても苦痛に思っていても自分が正しいと思えば罪悪感の欠片もなく実行してしまうのです。

例えば
食事を食べないからといってスプーン2本で
無理やり口をこじ開けて食事介助をしている施設もあります。

モチロンこのスプーン2本を器用に扱う職員は他の職員からは「スゲー優秀」といった羨望の眼差しを受けます。

やられた入居者の歯茎はスプーンで口をこじ開けられ傷だらけです。

自分たちは食べなければ体が弱ってしまうんだから、
「当然のことをしているだけだよ」という考えしかありません。

みなさんはどう思いますか(・・?

まとめ

介護は初めに「死生観」を学んだ方がいいと思います。
死をタブーとするから、見なきゃいけないものが見えてこないんです。

昔の偉いお坊さんも言ってました。
「先、臨終を成ろうて他事を成ろうべし」です。

人生は足し算ではなく引き算です。

教祖だってビジネスになる時代です( ´艸`)

このケア大丈夫なの?と、
思ったらこちらのブログをお読みくださいませ⬇︎

【書評】完全教祖マニュアルの感想【宗教を小馬鹿にした良書】

つまり
これからは自分の法人、施設が一番という思考を捨て、どうしたら介護の人材を確保して育成できるか?を業界が手を取り合って考えていかなければならない時期ではないでしょうか?外国からの人材を確保すれば良いという問題ではないと思っています。

それがこの国の未来を繁栄させていくことになるのではないでしょうか?

それから、
実は老人保険施設の倒産が過去最高になっている現実をみなさんはご存知でしょうか?

原因は働く人がいないからです。

世間では介護で働く人間は底辺という認識を改めなければなりません。

誰でも出来る仕事ではないのですから、
だからこそ、これからは優秀な人材には年収1000万円という夢のある職業に変えていきたいですね。

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